日本のスケートボード雑誌SB Skateboard Journalの38号です。
今回は4人のフォトグラファーと彼らの被写体であるスケーターたちによるスケート的美意識を表現。 石川純平と春田健二は過去にSbのヘッドライナーをソロやっています。 荒川晋作は彼自身のメディア・川マガジンに素晴らしい(彼らしい)写真を凝縮しているから、なかなかタイミングが合わないまま、ここまで来てしまった。
もうひとりは林航平。彼はSb初登場。現在のストリートスケートの最前線でノリにノッてる(撮りに撮ってる)フォトグラファー。 彼の被写体たちも全身全霊スケートスタイルの塊で、勢いと美学が高純度なところで融解している。 この4人はスケートメディアがあまりにも少なかった世代のフォトグラファーではない。 物心とスケートデッキが板についたときには、WHEELもSbもあった世代で、審美眼や自己採点が鬼タイトな連中。 だからこそ、スケート的美意識というテーマで、自らの首を絞めつけて撮影に挑むことができた。 色がいいとか。構図がいいとか。そういうことだけじゃない。 とにもかくにもストリートスケートの撮影は、簡単じゃないことだと改めて思えた。 そして、かっこいいと確信できた。そんな1冊。
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